みつばちの採蜜について

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みつばちは一回に、小さな身体と同じくらいの重さの花蜜を巣に運びます。 たくさんの花を求めて片道2〜3kmの道のりを毎日20〜50回も往復しているのです。 そうやってみつばち一匹が、一生をかけて集めたはちみつの量は、 何とティースプーンでたったの一杯にしかすぎません。
いざ、蜜を集めに!
働き蜂は産まれて2週間後、いよいよ外の世界へ繰り出します。餌となる蜜や花粉、プロポリスや水を集める仕事の始まりです。採蜜は大抵、日の高い昼間、風のない頃に行われます。
みつばちダンス
みつばちは動体視力に優れ、飛行中でも蜜源や敵を見つけることができます。また、頭の上には第3の目を持ち、太陽の位置やその移動、また天候の変化を察知することができます。蜜源を見付けたみつばちは巣に戻り、ダンスを踊って距離と方向を他の仲間の採蜜係に伝えます。これが有名な「みつばちダンス」。巣板の上方を太陽の方向と仮定して、太陽に向かってどちらの角度に飛んだらよいかをお尻を震わせながら8の字に踊って教えます。8の字ダンスは100m以上離れた遠い蜜源を示し、お尻を振るわせるダンスの回転の速さで、距離を示しています。 ほんの短い一生の中でどうやって効率よく上質の蜜を集められるかは小さなみつばちにとって本当に切実な問題。みつばちダンスは質の良い蜜源までの道のりを正確にし、無駄のない採蜜をするためのみつばちに授けられた本能なのです。
蜜胃
採蜜係のみつばちが花を訪れて、蜜をお腹いっぱいに貯めて巣に持ち帰ります。花芯から蜜を吸い上げ、身体の中にある「蜜胃」と呼ばれる特別な袋に蓄えます。巣に戻る間に体内の唾液酵素と消化酵素の働きで蜜に変化が起き始めます。
巣に戻ると、待っている仲間に蜜をバトンタッチ。
巣で待機している受取・貯蔵係のみつばちに口移しで蜜を渡します。受取・貯蔵係のみつばちは息を吸ったり吐いたりすることにより、蜜を空気と接触させて水分を蒸発させます。こうしてみつばちの身体を2回通すことによって、花蜜のしょ糖の成分がブドウ糖と果糖に分解されます。
羽根をはばたかせてさらに水分を飛ばします。
適度な濃度になったはちみつは、巣に貯蔵され、換気係のみつばちが羽根をはばたかせ、3〜4日かけて濃度が約80%になるまでさらに水分を飛ばします。
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